こだま小児科

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講演:あなたの知らないマイコプラズマ2020年6月27日

マイコプラズマについて、Web講演会をさせていただきました。30分の講義にもかかわらず84名のかたにみていただきました。

マイコプラズマは大変診断の難しい病気で、私も何度も何度も診断ミスをしていると思います。すみません。

マイコプラズマは本来は、高熱が続いて、鼻水や痰が少ない咳がひどくなり、肺炎と判明する病原体です。

小学生以上の大きなお子さんではそのような経過で受診されるので診断は難しくないのですが、それでも初日に咳が少ない時点では咽頭炎と見分けがつきません。

また、保育園や幼稚園の小さなお子さんでは、特徴的な経過をとらずに、「風邪にしかみえないような」鼻水や咳、ぜいぜいの症状になることがわかっています。

当院ではできるだけ正確な検査を心掛けていますが、マイコプラズマの正確な検査は、血液検査「ではなく」、のどに綿棒をいれて検査するLAMP法であり、その検査結果が出るには3~4日かかることもあり、症状で診断するしかないことがあります。

 

これからも適切で、最小限の検査で、診断するように心がけていきたいと思います。

こだま小児科

児玉和彦