お知らせ
第17回HAPPYこどもの病歴と身体診察を学ぶワークショップ2017年5月28日
5月21日に私のライフワークでもあるこどもの病歴と身体診察を学ぶワークショップを、日本最大のこども病院である東京の国立成育医療研究センターで開催しました
全国各地から、良き小児科医になりたい若手たちが集結し、ともに学びました
「検査」をすることはとても簡単なことです。
結果も目に見えてわかりますし、西洋医学ではとても重要な位置づけがあります。
実際、若手たちは、「すぐにMRIをとります」と言います。
しかし、それでいいのでしょうか?
血液検査にしろ、画像検査にしても、(鼻吸引にしても)、頼りにしている両親から引き離され、泣いているのを押さえつけられてする検査によって、子どもたちの心に悪影響が起こり得ることを医師は考えているでしょうか?
その医療行為にはデメリットを大きく上回るメリットがあるでしょうか?
そして、医療の根幹である「手当て」を医師は忘れていないでしょうか?よく話を聞き、よく患者さんを触って、診断するという「医療のあたりまえ」を忘れている医師が多い気がして危惧しています。
今回のワークショップで少しでも多くの人が、手当の医療に興味を持ってくれたらいいなあと思っています。
私も未熟です。引き続き精進いたします。
こだま小児科