お知らせ
点鼻のインフルエンザワクチン「フルミスト🄬」について2026年9月15日
2026–2027シーズン
鼻にスプレーするインフルエンザワクチン
「フルミスト」のご案内
現在、接種をご希望の方の人数を確認しています。
ご希望の方は、スタッフまでお声がけください。
現時点では、接種日時の予約ではありません。
接種日程と正式な予約方法は、決まり次第ご案内します。
費用:1回8,500円(税込)/今シーズン1回接種
フルミストは、どんなワクチンですか?
フルミストは、弱めたインフルエンザウイルスを使った生ワクチンです。左右の鼻の穴に少量ずつスプレーして接種します。針を刺さないため、注射による痛みがありません。ただし、鼻に液体が入る感覚や不快感が生じることはあります。[1][3]
注射への不安が強いお子さんにとって、選択肢の一つになります。
対象年齢・接種回数・費用
当院での対象:2歳以上の中学生まで
当院にカルテがあり、医師が接種可能と判断したお子さんが対象です。高校生以上の方は、原則としてお受けしていません。
製品として承認されている対象年齢は、2歳以上19歳未満です。2歳未満のお子さんには接種できません。[3]
接種回数:今シーズン1回
日本で承認された方法では、過去のインフルエンザワクチン接種歴にかかわらず1回です。左右の鼻に各0.1mL、合計0.2mLを噴霧します。[2][3]
費用:1回8,500円(税込)
注射のワクチンより費用が高くなります。
注射のワクチンとの効果の違いは?
「フルミストの方が、注射よりよく効く」とは言い切れません。日本小児科学会は、注射と点鼻のワクチンの間に、インフルエンザの予防効果について明確な優劣は確認されていないとしています。[2]
当院では、効果だけでフルミストを優先しておすすめするのではなく、注射への不安、お子さんの体調や持病、費用などを考えて選ぶワクチンと位置づけています。注射を無理なく受けられる場合は、従来の注射のワクチンでもよいと考えています。
副反応と、喘息があるお子さんへの注意
接種後に、鼻水・鼻づまり、せき、のどの痛みなど、風邪に似た症状が出ることがあります。発熱や頭痛が出ることもあります。また、他のワクチンと同様に、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こる可能性もあります。[1][3]
当院では、この1年以内に喘息発作や、ゼーゼー・ヒューヒューする症状(喘鳴)があったお子さんには、フルミストを避け、注射のワクチンをおすすめします。
喘息で治療中のお子さんは、最近発作がなくても事前にご相談ください。特に2~4歳では、喘息の診断や喘鳴の既往を慎重に確認します。[2][5]
接種前に、必ずお知らせいただきたいこと
免疫機能が低下する病気や治療、ワクチンの成分によるアナフィラキシーの既往、妊娠などの場合は、フルミストを接種できません。持病や治療内容を確認して、医師が接種できるか判断します。[3]
次に当てはまる場合も、希望を申し込む際に必ずお知らせください。
- 卵・ゼラチンなどのアレルギーがある、または予防接種で重い反応が出たことがある。卵アレルギーだけで、一律に接種できないわけではありません。[2]
- 持病がある、または薬を使っている。特に、飲み薬・注射のステロイド、免疫を抑える薬、アスピリンなどは確認が必要です。薬を自己判断で中止しないでください。[3]
- 最近、タミフル・イナビル・ゾフルーザなどの抗インフルエンザ薬を使った。接種前後の使用により、ワクチンの効果が弱まる可能性があります。[3][5]
- ご家族など、身近に重度の免疫不全の方がいる。接種後1~2週間は、その方との密接な接触を可能な限り避ける必要があるため、注射のワクチンをおすすめする場合があります。[2][3]
接種当日に発熱、強い鼻づまり、体調不良がある場合は、来院前にご連絡ください。当日の診察で接種を見合わせる場合もあります。
他のワクチンとの接種間隔
日本では、フルミストと他の種類のワクチンとの間に、一律の接種間隔の制限はありません。MR・水痘・おたふくかぜなどのワクチンも、「生ワクチンだから必ず4週間あける」というわけではありません。他のワクチンも接種予定の方は、日程をお知らせください。[2][6]
希望の申し込み・接種日のご案内
まずは、ご希望の人数を確認しています。関心のある方、接種を希望される方は、スタッフまでご相談ください。接種日程と正式な予約方法は、決まり次第ご案内します。
現時点では、インターネットからフルミストを予約することはできません。注射用の予約枠を、フルミスト用として取らないでください。
希望人数や入荷状況によっては、当院での接種ができず、注射のワクチンへの変更や、他院での接種をご相談する場合があります。希望のお申し出だけで、接種を確約するものではありません。
当日の持ち物・接種後の注意
母子健康手帳と、フルミスト専用の予診票をお持ちください。専用の予診票は受付でお渡しします。注射のインフルエンザワクチン用の予診票とは異なります。
接種後は、院内での待機などスタッフの案内に従ってください。当日は激しい運動を避け、体調の変化にご注意ください。息苦しさなどの強い症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。[1]
接種後しばらくは、ワクチンに含まれるウイルスによってインフルエンザ検査が陽性になることがあります。接種後に発熱などで受診するときは、「いつフルミストを受けたか」を医師にお伝えください。抗インフルエンザ薬を処方される際にもお伝えください。[3]
予防接種中の写真・動画の撮影はご遠慮ください。
正式な予約後は、予約時間に遅れた場合はキャンセルとなります。お時間に余裕をもってお越しください。
万一、健康被害が生じた場合
当院で行うフルミストの接種は、任意接種です。適正に接種したにもかかわらず、入院治療が必要な程度の健康被害などが生じた場合は、PMDAの「医薬品副作用被害救済制度」の対象となることがあります。給付には審査と条件があり、すべての副反応が補償されるわけではありません。[4]
参考資料・詳しい情報
資料名を押すと、発行元のページまたはPDFが開きます。[1]は保護者の方向けの資料です。国内の接種方法は、日本の添付文書に基づいています。
[1]PMDA:ワクチン接種を受ける人へのガイド〈日本語・PDF〉
フルミスト点鼻液:効果、接種前後の注意、副反応
[2]日本小児科学会:経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方〈2024年9月2日・日本語〉
注射との効果比較、喘息などの注意点、国内の接種方法
[3]PMDA:フルミスト点鼻液の医薬品情報〈日本語〉
電子添文・患者向けガイドなど
[4]PMDA:医薬品副作用被害救済制度の給付対象〈日本語〉
救済制度の対象となる健康被害と条件
[5]米国CDC:季節性インフルエンザワクチンの臨床上の考慮事項〈英語〉
喘息・喘鳴、薬との相互作用など
※米国と日本では、対象年齢や接種回数などが異なります。
[6]厚生労働省:ワクチンの接種間隔〈日本語〉
異なる種類のワクチンを接種するときのルール
資料確認日:2026年9月15日
医療法人明雅会 こだま小児科



