お知らせ
分担執筆:小児の診療とケア(日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック改訂4版)2026年6月2日
小児診療とプライマリ・ケアについて
このたび、日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック改訂第4版において、
**「小児の診療とケア」**の一部を分担執筆させていただきました。こちらも日本を代表する各科の専門家の先生の末席にいれていただきました。
近年、漫画『19番目のカルテ』などを通じて、総合診療という診療分野が少しずつ知られるようになってきました。
総合診療とは、年齢や臓器、症状を限定せず、まず患者さんを広く診る診療分野です。
私自身も若い頃に総合診療の研修を受け、総合診療専門医となった後、小児科の研修を重ねて現在に至っています。
今回、そのような経歴も踏まえて、小児診療に関する章の執筆に関わる機会をいただきました。
小児科診療では、発熱、咳、腹痛、発疹、けいれん、成長や発達の心配など、実にさまざまな相談があります。
そして実際の地域医療では、いつでもすぐに小児科専門医を受診できるとは限りません。
当院も予約がいっぱいになってしまい、ご迷惑をおかけすることがあります。
そのため、いったん他の医療機関や専門科を受診された後、あらためて当院へ相談に来られる患者さんもいらっしゃいます。
これからの地域医療を考えると、すべてのお子さんが常に小児科専門医だけに診てもらえる体制を維持することは、決して簡単ではありません。
だからこそ、総合診療医やプライマリ・ケア医が、小児診療について学び続けることはとても大切だと考えています。
当院では、日々の診療だけでなく、医師の研修も受け入れています。
地域の中で、子どもたちがより安全に医療を受けられる体制を少しでも広げていくために、診療と教育の両方を大切にしていきたいと考えています。
当院では、年齢や症状にかかわらず、まずは一度ご相談をお受けし、必要があれば適切な専門医療機関へご紹介いたします。
これからも、地域のお子さんとご家族にとって安心できる医療を目指して、診療と教育に取り組んでまいります。
引き続き、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



