お知らせ
原稿執筆:「風邪」「咽頭炎」「漢方薬」@小児薬ドリル2024年4月28日
原稿執筆依頼をいただいて執筆させていただきました。
「風邪(かぜ)」は、子どもさんがよくかかる病気ですが、実は診断と治療がとても難しいです。
診断については、最初は発熱だけで、あとから症状がそろってきて、実は川崎病だったとか、風邪だったけれど、あとから肺炎を合併したとか、、
「風邪と診断できるのは治ったときだけ」なので、初日にすべて診断できるわけではありません。
しかし、のどをみたらわかる、咽頭炎についてはみるだけで病原体がわかることがあります。
風邪の治療は、基本的には自宅で安静にしていただくのが一番の治療です。
薬があまり効きません。どうしても効く薬を使う、ということになると、漢方薬がおすすめです。
飲めないお子さんもいますが、工夫して飲むと改善が早まったり風邪にかかりにくくなったりします。
今回は、この3つのテーマについてそれぞれ専門家としての文献的考察と意見を書きました。