こだま小児科

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未来の子どもたちに抗菌薬を残そう~Less is more~2019年1月21日

外来小児科学会の学会誌に、抗菌薬適正使用についての論文を掲載していただきました。

当院に通院されている患者さんみなさんにご説明していることではありますが、抗菌薬は風邪には効きません。中耳炎や肺炎、溶連菌などには効果があります。

抗菌薬が効かない、ほとんどの風邪に抗菌薬を使うと「耐性菌」という薬が効かないやっかいな細菌が子どもの体の中に増えてきます。

適切なタイミングで適切な量の抗菌薬を使うのが医師の腕の見せ所です。

「念のため2~3日抗生剤飲んでおいてね」というのは、親切なように見えて、子どもに害があることが多いのです。

抗菌薬(=抗生剤、抗生物質)にかかわらず、病院で薬をもらうときに、少しでも気になることがあれば「なぜその薬を飲まないといけないのか、何日間飲めばいいのか」を医師に尋ねることが大事です。医師はその質問に適切にこたえられるはずです。

そういうことについて医師向けに書いた総説です。

私自身、まだまだ精進が必要です。

こだま小児科

 

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