こんなときには
熱性けいれんについて(10):まとめ2016年4月30日
前回は、再発とてんかん発症についてお話しました。熱性けいれんと考えられた場合、脳波検査や頭部MRIなどはすべてのこどもには必要ありません。
まとめです。
- 熱性けいれんは20人~30人に1人おこるよくある病気です
- 高熱にともなっておこりますが、命にかかわることはありません
- 再発は、3人に1人(30%)で2回目の熱性けいれんがありますが、3人に2人は1回きりです。
- もし再発があった場合はすぐに受診してください。
- 嘔吐が続く、ぐったりするなどの症状も重症な感染症のことがありますので受診してください
- 現時点では、てんかんになることは非常に少ないと考えられていますので、追加の検査は必要ないと思います。
けいれんをみるとドキドキしますよね。私たちは見慣れていますが、それでもドキドキするものです。
不安なことはおっしゃってください。
いっぱい質問してしっかり答えてくれる先生に相談してくださいね。
よい医者は患者さんからの質問を嫌がらないものです
こだま小児科