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熱性けいれんについて(8):ダイアップによるけいれん予防2016年4月25日

前回は、「けいれんが起こっているとき」のダイアップ投与について説明しました。原則は不要ということです。

今回は、けいれんが再発しないようにするダイアップを「誰に」「どうやって」投与するかという話です。

熱性けいれんを起こしたこどもすべてにダイアップを予防投与するわけではありません。ガイドラインでは以下のようにダイアップについて記載しています。

発熱時ダイアップ坐薬の投与について

  • 1.熱性けいれんの再発予防の有効性は高い、しかし副反応も存在し、ルーチンに使用する必要はない
  • 2.適応基準1)または2)を満たす場合に使用する

    1)遷延性発作(持続時間15分以上)

2)次のⅰ~ⅵのうち二つ以上を満たした発作が二回以上反復
ⅰ 焦点発作または24時間以内に反復する
ⅱ 熱性けいれん出現前からの神経学的異常、発達遅滞
ⅲ 熱性けいれんまたはてんかんの家族歴
ⅳ 12か月未満
ⅴ 発熱後1時間未満での発作
ⅵ 38℃未満での発作

です。

20年前の適応基準からはだいぶ厳しくなりダイアップを予防投与する子どは減っています。

欧米の教科書にはダイアップの予防投与についての記載はあまりありません。

「熱性けいれんである限り心配はない」と安心させるだけでよいと書いてある教科書もあります。

予防投与の方法は

  • ダイアップ坐薬を使用するなら0.4~0.5mg/kgが目安
    (4mgと6mgの二つの剤形。最大10mg)
  • 37.5℃を目安として投与し、発熱が持続していれば8時間後に同量を追加する
  • 最終発作から1~2年、もしくは4~5歳までの投与がよいと考えられるが明確なエビデンスはない

ということです。

ガイドラインは100%の正解を保証するものではありませんので、かかりつけの先生とよく相談してくださいね

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