著書・論文
マンガとエビデンスでわかるプラセボ効果: これからの医療者必携!(山下仁先生著、児玉和彦監修)2021年7月22日
「〇〇という薬を飲んだら病気がピタッと治った!」という話をときどき患者さんから聞きます。
たとえば、抗生剤を飲んだら風邪が治ったみたいな話です。
いつも外来でお伝えしているように、抗生剤は風邪には効きません。
逆に抗生剤は、下痢や皮疹、耐性菌のリスクがあります。
風邪は自然に治りますので、薬を飲んでしばらくして症状が改善しても、
薬の効果ではなく、自然治癒かもしれません。これもプラセボ効果の一部です
効くと思って飲めばどんなものでも心理的な効果があるかもしれません。
医師としては、最低限の薬を上手に使えるようになりたいものです。
今回はプラセボ効果について鍼灸師の山下先生が丁寧にお書きになられた著書に医学監修という立場で参加させていただきました
大変勉強になりました
こだま小児科