こだま小児科

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著書・論文

論文・分担執筆

泣き止まない 小児科診療 81(11): 1541-1546, 2018.
(診断と治療社 2018)

泣き止まないこどもにどう対処するか

というテーマで原稿を書かせていただきました

赤ちゃんは夜泣きで泣き止まないことがよくあります

しかし、その中には実際は病気で泣き止まない子どもたちもいて、私たち医師はそれを見分けることに苦心しています。

どんな泣きは正常で、どんな泣きは異常なのか

その境目を考察しました

原稿依頼は都立小児病院の伊原先生からいただきました。そうそうたる執筆陣に入れていただいて感謝です。

こだま小児科

 

いまさら聞けない小児救急復習

小児の飲めない Gノート 2018年2月号 Vol.5 No.1 「薬を飲めない、飲まない」問題 処方して終わり、じゃありません!p59-66
(羊土社 2018年2月)

お薬を飲めないというお子さんは多いです

飲まなくてもいい薬が処方されていることもあるので、そういうときは「飲まなくてもいい理由」を根拠をもって説明させていただきます。

しかし、どうしても飲まなくてはいけないお薬をのめないこともあります。

そんなときにどうやって飲ませたらいいのか、私の知識と工夫を書かせていただきました。

お薬を飲めないときは、あきらめずにご相談ください。飲めない理由は人それぞれなので、

飲めるまで工夫して、外来で一緒に考えます。

ゼリーでダメな子供さんも多いです。

この場合は、薬のザラザラ感、触感が苦手な場合と、

ゼリーに乗せた後、しばらく放置したために苦みが溶け出してしまったときと、

そもそも、ゼリーと相性が悪い時もあります

あなたのお子さんに合わせた世界で一つのケアを編み出しましょう

https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758123273/

こだま小児科 児玉和彦

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発疹 レジデントノート増刊 Vol.19 No.17 小児救急の基本 「子どもは苦手」を克服しよう!p188-195
(羊土社 2018年1月)

小児救急 TETSUHARA

小児科では、発疹の見極めが重要です

よくある溶連菌による発疹や、風邪による発疹、蕁麻疹のほかに、

人にうつしてしまうのですぐ診断しないといけない、はしかや水ぼうそうもあります

もともとあるアザ、母斑もあります

慢性的なアトピー性皮膚炎では生活習慣の見直しも必要です

私自身わからないことが多いので、皮膚科専門医と連携しながら最良の治療を選択できればいいなと思いながら論文を書きました

皮膚のトラブルもご相談いただければ、一旦拝見し、当院で治療可能かどうか判断させていただき、必要ならしかるべき専門家を紹介させていただきます。

https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758116039/

こだま小児科 児玉和彦

ラポール形成 レジデントノート増刊 Vol.19 No.17 小児救急の基本 「子どもは苦手」を克服しよう!p23-28
(羊土社 2018年1月)

小児救急 TETSUHARA

ラポール形成とは、信頼関係構築のことです

医師と患者とは知識も経験もあまりに違うため、異文化コミュニケーションと同じようなすれ違いが起こりえます

大事なことは子どもと家族に最大限の健康と幸せが訪れること。

そのための関係づくりの工夫を論文を引用しながら記載しました

こだま小児科 児玉和彦

原稿執筆:事前確率を上げるーベイズの定理 小児内科増大号
(東京医学社 2017年Vol49.No.9)

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小児内科という雑誌に、錚々たるベテランの先生方に交ぜていただいて恐れ多くも総論の原稿をかかせていただきました。

診断をするときに何を考えて、最低限の検査で正しい診断に行きつくか。

臨床医ならだれでも高めたいスキルの一つに、そういう臨床推論という技があります。

ベイズの定理という統計学を使った診断方法は近年、診断推論において重要視されてきました。

その利用方法と落とし穴について書いています

まだまだ未熟ですので、書いては勉強し、勉強しては実践しの毎日です

こだま小児科 和彦

小児のchoosing wisely:レジデントノート 2017年9月号 Vol.19 No.9 Choosing Wiselyで考える習慣的プラクティスのナゾ
(羊土社、2017年8月)

 

レジデントノートという雑誌に、子どもの診療で、過剰医療をなくすにはどうしたらよいのかという論文を書きました。

小児分野で特に問題になるのは抗菌薬の正しい使用方法です。基本的には、使わないでよい薬は使わないほうが良いです。薬はリスク。なるべく薬を使わないように工夫しながら、患者さんに納得していただけるように丁寧に説明するのが臨床医の仕事と思います。

「風邪ですね。抗生剤出しておきます」は、今の医療では×(バツ)です。

なぜ抗生剤がいるのか?をきちんと説明してもらえるお医者さんにみてもらうことが大事と思います。

そのほかにも、熱性けいれんのときに頭のCTをとるか、脳波をとるか、などについても考察しました。

検査や投薬についてご相談にのりますのでおっしゃってください

こだま小児科

レジデントノート choosing wisely レジデントノートchoosing wisely 小児

分担執筆:小児における採尿指導のコツ.レジデントノート 19(6): 1006-1011, 2017
(羊土社、2017年7月)

 

小児の尿検査について執筆させていただきました。

小児の尿検査は、自分でおしっこができないと、尿がとりにくく、とれても汚れていたりして検査結果の解釈が難しいという特徴があります。

しかし、ワクチンのおかげで細菌性髄膜炎などの重症な疾患が減少してきて、逆に、尿路感染症など、尿検査でわかる病気の診断が重要になってきています。

どんなときに、どうやって尿検査をするか。ということを初期研修医の先生方に丁寧に説明するというつもりで執筆させていただきました

こだま小児科 児玉和彦

尿検査

「小児の診療」日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック 改訂2版 p279
(南山堂、2017年5月)

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家庭医、総合診療医になるための研修ハンドブックに小児の分野を書かせていただきました。

私も10年前に、このハンドブックの原型をみながら、総合医になるための研修をしたのを思い出しました。感無量です

こだま小児科

「小児喘息」「クループ症候群」「急性扁桃炎」総合診療専門医マニュアルp288~291
(南江堂、2017年5月)

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総合診療医のマニュアルに、小児分野で執筆させていただきました。

小児科医でない先生方へわかりやすくすぐ使える記述を心がけました

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著書・著作・DVD

症状でひらめく!こどものコモンディジーズ
(メディカ出版、2018年9月)

コモンディジーズ本

メディカ出版から本を出版させていただきました
https://www.medica.co.jp/catalog/book/7352?

医療の専門職向けの、子どもの診断と治療の本です
一部は患者さん向けに書いていますが、ほとんどは患者さんにとってはかなり難しいと思います(すみません。。)

言いたいことは、子どもの病気は専門家がみることが大事ということです
専門家というのは、小児科という肩書ではなく、子どもをみるためのトレーニングをきちんと受けて、その知識と技術を向上させる努力をしている人のことです

そして、子どもを尊重し、必要最小限の医療を提供することが重要と思っています

まだまだ未熟ですがこれからも努力精進してまいります

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